生後3〜4ヶ月頃、我が家にも「夜泣き」の波がやってきました。
夜中に起きる回数が増え、親の体力も削られる日々。
一般的な成長過程だと頭では分かっていても、「本当にこの育て方で合っているのだろうか?」と、
どこか腑に落ちない思いを抱えていました。
ネットで検索するとよく目にする「育児に正解はない」という言葉。
確かに親のプレッシャーを和らげ、心を慰める効果はあります。
しかし、目の前で泣いている子供の「何か」を解決してくれるわけではありません。
そこで私は、慰めの言葉に頼るのではなく、
我が子にとっての「正解」をデータから導き出すことにしました。
現状把握と「データインフラ」の導入
疑問の出発点は、非常にシンプルなものでした。
「今日、うちの子はトータルでどれくらいミルクを飲んだのだろう?」
妻に聞いてみても、正確な量は把握できていない状態でした。
育児に一般的な正解がないのであれば、自分で仮説を立て、
検証してデータを集め、より正しいと思える方法を探るしかありません。
まずはデータインフラの構築として、育児記録アプリの「ぴよログ」を導入し、
日々の排泄、睡眠、そして授乳・ミルクの量を記録することから始めました。
夫婦間の温度差と「こっそり検証」
当時、我が家は母乳とミルクのハイブリッド育児でした。
しかし、妻には「できるだけ母乳で育てたい」という強いこだわりがあり、
夫婦間で少し温度差があったのも事実です。
ただ、私には子供がお腹を空かせて泣いているように見えて、どうしても可哀想に思えました。
そこで、ぴよログの記録を眺めながら、2つの仮説を立ててみました。
- 仮説1: 飲む量が多い日は、なんとなく睡眠時間が1時間くらい長いのではないか?
- 仮説2: ミルクを多く飲んだ日は、夜に起きる回数が少ないのではないか?
これを検証するため、私が授乳を担当する時だけ、
こっそりミルクの量を増やしてデータサンプルを集めるという実力行使に出ました。
結果として、ミルクを増やした時の子供は明らかに機嫌が良く、よく眠ることが分かりました。
「うちの子は私に似て、結構な大食いなのかもしれない」と気づいた瞬間でもあります。
私はこの検証データと、何より「機嫌良く満足そうにしている子供の様子」という確たる結果を持って妻にプレゼンしました。
結果として、我が家の一回にあげるミルク量は無事に引き上げられることになりました。
「10%ルール」で適量を探る
ミルクを増やすことに同意を得た後、私たちは子供の「適量」を探るため、次のような独自のアルゴリズム(ルール)を設定しました。
- 夜泣きをした翌日: 1回のミルク量を10%増量する。
- 夜泣きをしなかった日: ミルク量を維持する。
- 吐き戻してしまった日: ミルク量を10%減らす。
人間も生き物であり、赤ちゃんだって個体差があって当然です。
育児書通りの量ではなく、子供の様子をじっくり観察し、このルールに従って微調整を繰り返しました。
結果として、夜泣きの回数は目に見えて減っていきました。

まとめ:記録をつけることで「自分の育児」に自信が持てる
毎日少しずつの成長や変化は、記憶だけでは捉えきれません。
微細な変化で見えにくい事象だからこそ、客観的な「記録」をつけることが非常に重要だと実感しました。
「育児に正解はない」と割り切って心を慰めることも、時には必要です。
それに救われる親御さんもたくさんいると思います。
しかし、もし育児の正解が分からず不安に思っているなら、
「観察して、記録して、自分たちなりの正解を探求してみる」というアプローチを強くおすすめします。
目の前の子供のデータに基づいた「我が家の正解」を見つけることができれば、
甘いその場しのぎの言葉に慰めてもらう必要もなくなり、
自分たちのやり方に確かな自信を持てるようになるはずです。



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